参考情報: 有機JAS認証制度

有機JAS

有機JASは、有機食品に関する日本農林規格(JAS規格)のことを示します。

この規格は、1999年コーデックス(CODEX)総会において採択された「有機的に生産される食品の生産、加工、表示及び販売に係るガイドライン」に準拠して定められたもので、1999年に改正されたJAS法に基づいて制定されました。 その後、有機畜産物などに関する日本農林規格(JAS規格)も制定されています。

なお、コーデックスとは、食品規格のことを意味します。 1962年に国連食糧農業機関(FAO)と世界保健期間(WHO)とによって国際的な食品規格を作成することが決定されました。

コーデックスは、その食品規格に関する機関である食品規格委員会(CAC:The Codex Alimentarius Commission)によって作成されています。

有機JASマーク

登録認証機関が、有機食品のJAS規格に適合した生産が行われていることを検査し、その結果として認証された事業者によってのみ、有機JASマークの貼付(これを「格付表示」という)を行うことができます。

なお、この有機JASマークがない農産物および農産物加工食品に対して、「有機」または「オーガニック」などの名称の表示、あるいはこれと紛らわしい表示を付すことは、法律で禁止されています。

有機JASマークのサンプルを、以下に示します。

有機JASマークのサンプル

有機食品の検査認証制度

有機JASの表示は、JAS法に定められた基準に基づいて審査を受け、農林水産大臣によって登録認証機関として登録された機関によって認証された業者のみが行うことができるものです。登録認証機関が、書類審査および実地検査によって確認する主な事項は、以下のとおりです。

  • 圃場または加工施設が有機JAS規格を満たしていること
  • 機JAS規格に従って生産が行われるように、生産管理およびその記録類の作成ならび管理・保管が適切に実施可能なこと

したがって、有機JASの表示を行おうとする業者は、登録認証機関への申請を行い、その登録認証機関の書類審査および実地検査を受けなければなりません。

また、認証後についても、最低1年に1回、調査を受ける必要があります。有機食品の検査認証制度および有機JAS規格の詳細については、以下のページを参照してください。

認証取得までの流れについては、以下の参考情報のページも参照してください。