参考情報: 有機JAS規格

有機JAS規格の種類

有機JASは、その対象ごとに以下のように規格が定められています。また、有機JAS規格は、2012年3月28日に改正の告示が行われ、2012年4月27日に施行されています。

  • 有機農産物のJAS規格
  • 有機加工食品のJAS規格
  • 有機飼料のJAS規格
  • 有機畜産物のJAS規格

詳細については、以下のウェブサイトに掲載されています。

なお、酒類についての有機表示については、国税庁の管轄になっており、国税庁が国税庁が「酒類における有機等の表示基準」(平成12年12月26日付国税庁告示第7号)を定めています。その概要については、以下の参考情報のページを参照してください。

JAS規格については、都度見直しの検討が進んでいます。その検討状況については、以下のウェブサイトに掲載されています。

有機農産物のJAS規格

農産物(食料品および飲料)に対する有機生産についての基準です。 基準の主な内容は、以下のとおりです。

  • 多年生植物は最初の収穫前3年以上、それ以外は種付けまたは植え付け前2年以上の間、使用禁止資材を使用していない圃場あるいは採取場において生産されること
  • 圃場においては、栽培期間中においても使用禁止資材は使用せず、加えて周辺から使用禁止資材が飛来または流入しないように処置がなされていること
  • 遺伝子組み換え技術を用いていないこと

有機加工食品のJAS規格

機農産物および有機畜産物などを原材料とする加工食品の生産方法についての基準です。 基準の主な内容は、以下のとおりです。

  • 原材料(水、食塩などを除く)の重量に占める有機農産物を除く農産物、有機畜産物を除く畜産物、および水産物などの重量の割合が、5%以下であること
  • 化学合成によって生産された食品添加物の使用は、予め定めらえた場合にのみ限ること
  • 遺伝子組み換え技術を用いていないこと

有機飼料のJAS規格

有機飼料の生産方法についての基準です。 基準の主な内容は、以下のとおりです。

  • 原材料の重量に占める農産物、乳、および水産物などの重量の割合が、5%以下であること
  • 生物の機能などを利用した加工方法を用い、化学合成によって生産された飼料添加物および薬剤の使用は避けること
  • 遺伝子組み換え技術を用いていないこと

有機畜産物のJAS規格

牛、豚、鶏などの家畜および家禽の生産方法についての基準です。 基準の主な内容は、以下のとおりです。

  • 有機飼料によって生産されること
  • 家畜および家禽の生理ならびに行動に配慮し、ストレスを与えない飼育が行われること
  • 衛生的な設備ならびに環境で飼育が行われること
  • 気治療など定められた目的以外で抗生物質などを使用しないこと
  • 遺伝子組み換え技術を用いていないこと

有機JAS規格の詳細情報

有機JAS規格の詳細などについては、以下のウェブサイトの情報を参照してください。